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「絶対に儲かる」「ノーリスク」──そんな話を信じていませんか?
今回は、投資詐欺によく使われる「ノーリスク・ハイリターン」という甘い言葉の正体について、仕組みや心理面から解説します。
「自分は大丈夫」と思っている人ほど、読んでみてください。
「絶対に損しません」は詐欺の入り口
「元本保証で年利10%」「毎月安定配当」「損するリスクなし」──
一見すると魅力的ですが、これらの言葉は投資詐欺の常套句です。
そんなうまい話が、あなたにだけ届くはずがありません。
投資の基本:リスクとリターンはセット
金融の世界では、「高リターンには高リスクがつきもの」という原則があります。
リスクをまったく取らずに大きな利益を得られる──そんな商品は、存在しないと思っておいて間違いありません。
なぜ人は騙されるのか?
それは欲望と不安が入り混じるからです。
- 「もっと簡単にお金を増やしたい」
- 「老後が不安で、確実な方法がほしい」
- 「信頼している人からの紹介だった」
こんな心理状態では、冷静な判断が鈍ってしまうのも無理はありません。
詐欺師がよく使うフレーズ5選
- 「絶対に損しません」
- 「今だけの限定案件です」
- 「特別に紹介できるのはあなただけです」
- 「○○さんも始めています」
- 「必ず月に○万円入ります」
これらの言葉が出たら、詐欺を疑うべきサインです。
本当に儲かるなら、他人に教える必要がない
よく考えてみてください。
もし本当に元本保証で高利回りの投資があるなら、人に教えず自分だけでやればいいはずです。
わざわざあなたに勧めてくる理由は──そう、あなたを「お金を引き出す相手」として見ているからです。

信頼できる情報には「リスク説明」がある
まともな投資先は、必ずリスクを明示します。
- 「元本割れのリスクがあります」
- 「価格変動があります」
このような説明がないものは、最初から疑ってかかるくらいがちょうどいいのです。
「損したくない」気持ちが落とし穴に
多くの詐欺被害者が言うのは、「欲よりも、損したくなかった」という感情。
「損したくない=ノーリスクの話に飛びつく」という心理が、詐欺師にとって格好の標的になってしまいます。
💡 まとめ:疑って調べて、自分を守る
- 「ノーリスク・ハイリターン」は存在しない
- リターンには必ずリスクが伴う
- 「確実に儲かる話」は詐欺の可能性が高い
目の前の「うまい話」に飛びつく前に、冷静に、リスクと仕組みを調べる習慣を持ちましょう。
それが、自分と大切なお金を守る最良の防御策になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
甘い話に流されず、正しい知識で自分の資産を守りましょう。
また明日、お会いしましょう!



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