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投資や金融の話題でよく聞く「利ざやを抜く」という言葉。
なんとなく聞いたことはあっても、意味や使われ方をきちんと理解している人は意外と少ないかもしれません。
この記事では、利ざやの基本的な意味から、実際にどんな場面で使われるか、注意点まで初心者向けにわかりやすく解説します。
「利ざや」とは何か?
利ざや(利鞘)とは、物を売買したときやお金を貸し借りしたときに発生する「利益の差額」を指します。
- 例1:100円で仕入れて120円で売る → 利ざやは20円
- 例2:年1%で資金を借りて、年3%で他人に貸す → 利ざやは2%
「利ざやを抜く」の使い方
この言葉は、商売や投資の世界で「手元に残る利益を確保する」という意味で使われます。
- 株式や為替で安く買って高く売る → 売買差益で利ざやを抜く
- 金融機関が低金利で資金を調達し、高金利で貸し出す → 金利差で利ざやを抜く
- 中間業者が仲介手数料を取る → サービスの利ざやを抜く

利ざやを抜くことのメリットと注意点
メリット
- 市場に大きく依存せず安定した収益を得られることがある
- 「仕入れと販売」「調達と運用」の差を見極めれば利益が出やすい
注意点
- 仕入れコストやリスクを誤ると赤字になる
- 差額が小さい場合は、数量や回転数が重要になる
- 「利ざや目的」が過剰になると、信頼や倫理を問われる場合も
まとめ
「利ざやを抜く」とは、売買や貸借で生まれる差額を利益として得ることを意味します。
投資・金融・ビジネスの基本ともいえる考え方であり、「どこで利益が生まれるのか」を理解する上でとても重要です。
売値と買値、リスクとリターンの差を意識することで、投資や商売の見方が変わってくるかもしれません。
今日もブログを読んでくださりありがとうございました。
一つひとつの知識が、あなたの資産を守る力になります。
また明日、お会いしましょう!

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