【愛か!金か!】年収と年商の違いとは?

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先月、元教え子と食事をした際こんな相談を受けました。

マッチングアプリの項目に年収の欄があって…
見てください!この人20代で「年収1000万円以上」なんですよ!
働きたくないのでこういう人と結婚できたら良いな♪
この人どうですかね?

誰でも1度は、この妄想をしたことがあるでしょう。
好きな趣味に没頭し、タグを見ずに買い物、頻繁に旅行へ…
働かなくても、パートナーが稼いでくれたお金で悠々自適な生活を送る…いいですね。
中学生でも大人でも考えることは一緒のようです(^_^)

すばらしい!
年収1000万は社会人全体の3%未満。
でもマッチングアプリに登録している理由はなんだろう?
そして、倍率は高いと思うぞ!
みんな楽しようと思っているんだからさ。
あとは…年収と年商を理解していない可能性もあるかもね。


「年収1,000万円」「年商1億円」など、ニュースやSNSでよく見かける言葉ですが、実は「年収」と「年商」はまったく違う意味です。

年収は個人が1年間に得た収入、年商は会社やお店が1年間に売り上げた金額のこと。

今回は、難しい専門用語を避けて、具体例を使いながらわかりやすく解説します。

年収とは?(個人の1年間の収入)

年収は個人が1年間で得た収入の合計です。

会社員の場合は「給与」「賞与(ボーナス)」「各種手当」などの合計額で、源泉徴収票の「支払金額」で確認できます。

具体例:

  • 毎月の給料:25万円 × 12ヶ月 = 300万円
  • ボーナス:40万円 × 2回 = 80万円
  • 合計:300万円 + 80万円 = 年収380万円

個人事業主の場合は、売上から必要経費を引いた後の利益が年収となります。

副業や不動産収入がある場合は、それらも合計した額が年収です。

年商とは?(会社や事業の1年間の売上総額)

年商はお店や会社が1年間で売り上げた金額の総額です。

経費や税金を引く前の「売上総額」なので、年収(利益)とは意味がまったく異なります。

具体例:

  • 1個500円のクレープを1年間で2万個販売
  • 500円 × 20,000個 = 年商1,000万円

ただし、材料費や家賃などの経費が900万円かかっていれば、残りの利益は100万円。

つまり、年商1,000万円でも年収は100万円というケースもあるのです。
(大げさですが、仕入れ額1億円の物を2000万円で売った人は、年商2000万円になります。)

年収と年商の違いを比較

項目年収年商
主体個人会社・お店
意味1年間に得た収入1年間で売り上げた総額
経費差引き経費を引いた利益が年収経費を引く前の総額
確認方法源泉徴収票・確定申告書決算書・売上台帳

ポイント: 年商は「どれだけ売れたか」、年収は「最終的に手元に残るお金」です。

よくある誤解|「年商=年収」ではない

「年商が高い=たくさん儲かっている」とは限りません。

経費が大きいと、売上が多くても赤字になることもあります。

例:年商2,000万円でも、経費が1,900万円なら利益(年収)は100万円だけ。
逆に、年商が500万円でも経費が少なければ、年収が300万円以上になることもあります。

つまり、年商は「稼いだ額」ではなく「売った総額」だと覚えておきましょう。

まとめ|年収と年商の違いを正しく理解しよう

年収は個人が得た収入、年商は事業全体の売上総額

言葉は似ていますが、意味も計算方法もまったく異なります。

将来、進学や就職、起業を考えるときに、この違いを知っておくと役立ちます。

お金のニュースやビジネス情報を正しく理解する力が身につき、賢い選択ができるようになります。

元教え子のマッチングがうまくいきますように!応援しています!

くれぐれも「あなた」がモテているのではなく、
「あなたの財布」がモテていることがないように(^O^)

中には財布目当ての人をカモにする方もいるようですからね!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
また会いましょう!

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