リボ払い(リボルビング払い)は、クレジットカードの利用残高に関わらず、毎月の支払額がほぼ一定になる返済方式です。
表面的には「月々の負担が軽くて便利」と思われがちですが、仕組みを正しく理解しないと、思わぬ落とし穴にはまることがあります。
リボ払いの主な方式
元利定額方式
毎月の支払額(元金+手数料)が一定。
返済初期は手数料の占める割合が高く、元金がなかなか減りません。
元金定額方式
毎月の元金返済額が一定で、そこに手数料が加算されます。
返済が進むと手数料が減っていきますが、返済開始時の負担はやや大きめです。

リボ払いの手数料の仕組み
手数料(実質年率)は多くのカード会社で15%前後と高水準。
手数料は日割り計算され、利用残高に対して毎月加算されていきます。
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手数料の計算式例:
手数料 = 利用残高 × 年利 ÷ 365 × 利用日数
たとえば10万円を年率15%で1ヶ月(30日)リボ払いした場合、
10万円 × 0.15 ÷ 365 × 30 = 約1,232円
毎月8,000円返済する場合、初月の元金返済は6,768円、手数料が1,232円となります。
なぜリボ払いは「恐怖」と言われるのか
元金がなかなか減らない
毎月の返済額を低く設定すると、手数料ばかり払い続けて元金が減らず、返済期間が長期化します。
手数料総額が膨らむ
返済が長引くほど手数料がかさみ、最終的な支払総額が大きくなります。
たとえば50万円を毎月1万円ずつ返済すると、完済までに約6年7ヶ月・手数料だけで約29万円かかるケースもあります。
利用残高が増え続けるリスク
「毎月の支払いが一定」という安心感から使い過ぎてしまい、残高が膨らみやすくなります。
まとめ:リボ払いの注意点
毎月の支払いは楽に見えても、元金の減りが遅く、手数料負担が重い。
利用残高や返済計画を常に確認し、できるだけ早く繰上返済することが重要です。
「便利さ」の裏に潜む“返済地獄”に陥らないよう、リボ払いの仕組みとリスクをしっかり理解しましょう。
「リボ払いは“借金”の自動積み増し装置。安易な利用は絶対に避けるべき」
複数の研究によって示されていますが、借金や経済的困窮が強いストレスや不安を生み出し、その結果としてIQ(知能指数)や認知能力が一時的に低下します。

おわりに
お忙しい中、仕事や家事、勉強の合間を縫ってこのブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。
子どもたちや若いうちから金融教育に取り組むことは、将来への大きな財産になります。
たとえ今すぐにお金を稼いでいなくても、日々の小さな積み重ねがやがて複利となり、自分自身だけでなく家族や周りの人たちの力にもなるはずです。
本日も貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました!
このブログに興味を持っていただけてとても嬉しいです。
それでは、また明日お会いしましょう!

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