借金をしてまで投資するのは危険!特に外貨投資は要注意

「利回りが借金の金利より高ければ、借金して投資すれば得なのでは?」
そう思ってしまう方もいるかもしれませんが、それは大変危険な考え方です。

特に外貨建ての投資信託などでは、為替の変動によって、利益どころか大きな損失を抱えるリスクがあります。

この記事では、借金で投資をすることのリスクと注意点を、実例を交えて分かりやすく解説します。

借金投資の危険性

1. 市場リターンは保証されていない

投資信託の利回りはあくまで「過去の実績」にすぎず、将来も同じ利回りが得られる保証はありません。 市場が下落すれば、借金の返済だけが残るリスクがあります。

2. 借金には絶対的な「返済義務」がある

投資で損をしても、借金は返さなければなりません。

特に金利の高い借金では、元本が増えてしまうケースもあります。

外貨投信の「為替リスク」

1. 為替変動で利回りが吹き飛ぶ

たとえば、円を借りてドル建てファンドに投資し、年5%のリターンを得ても、 同じ期間に円高が進めば、リターンがゼロどころかマイナスになることもあります。

実際、過去には1年で10%以上円高になることもありました。

2. 為替リスクの評価は素人には難しい

プロの為替トレーダーでさえ、予想を外すのが当たり前の世界です。

利回りの数字だけを見て投資判断をすると、為替によるマイナスを見落としやすくなります。

具体例:リスクを数字で考える

条件借金金利投信利回り(ドル)為替変動実質利回り(円換算)
ケースA: 想定通り3%5%0%+2%
ケースB: 円高進行3%5%-8%-6%

円高になると、せっかくの利回りが帳消しになり、借金だけが残るリスクがあるのです。

借金投資は「危ない橋」である

金利差だけを見て「借りて投資すれば得」という考え方は非常に危険です。

為替リスクだけでなく、金利上昇や景気の悪化など想定外の事態で、損失が一気に広がる可能性があります。

まとめ:安全な資産運用を

投資は余剰資金の範囲で行うのが基本です。

「借金して投資で得しているように見える人」は、単に運が良かっただけかもしれません。

投資は自己責任。

だからこそ、「背負ってはいけないリスク」を避ける知識が必要です。

自分と家族の暮らしを守るためにも、借金による投資は慎重に判断しましょう。

本日もお読みいただきありがとうございました。
堅実な選択が、あなたとご家族の未来を守ることにつながります。
また明日、お会いしましょう!

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