6自治体以上にふるさと納税したら確定申告が必須!ワンストップ特例との違いと注意点

この記事は7分で読めます。

ふるさと納税でお得に節税したい──そんな方の強い味方が「ワンストップ特例制度」。

でも、6自治体以上に寄付した場合は注意が必要です。

この場合、便利なワンストップ特例は使えず、確定申告が必須となるため、うっかり申告漏れしてしまうと控除が受けられません。

今回は、ふるさと納税の自治体数が6以上になった場合の注意点と、確定申告の具体的な流れをわかりやすく解説します。

ワンストップ特例制度とは?

本来、確定申告が不要な給与所得者などが、ふるさと納税を利用する際に使える制度です。

  • 寄付先が5自治体以内なら、自治体に申請書を郵送するだけで寄付控除が適用
  • 同じ自治体に複数回寄付しても「1自治体」扱い

つまり、「寄付件数」ではなく「寄付先の自治体数」でカウントされる点がポイントです。

6自治体以上に寄付したらどうなる?

以下のような対応が必要になります。

① ワンストップ特例制度は使えない

6自治体以上に寄付した時点で、ワンストップ特例の資格は失われます。

すでに申請書を出していた場合も無効扱いとなるため、すべての寄付について確定申告が必要です。

② 寄付金受領証明書を使って確定申告

各自治体から届く「寄付金受領証明書」を手元に準備し、確定申告書の寄付金控除欄にすべての情報を記入しましょう。

  • e-Tax(ネット)
  • 郵送
  • 税務署へ直接提出

いずれかの方法で申告できます。

③ ワンストップ申請済の寄付も再申告が必要

「一部だけ確定申告する」ことはできません。

その年に行ったすべての寄付(ワンストップ済も含む)を一括で記載する必要があります。

よくある質問(Q&A)

Q:6自治体以上に寄付したけど、一部はワンストップ申請済。どうなる?
A:すべて確定申告が必要。ワンストップ申請は無効になります。

Q:同じ自治体に何度も寄付したらカウントは?
A:「自治体数」でカウント。複数回寄付しても同一自治体は1件扱いです。

Q:寄付金受領証明書を失くしたら?
A:寄付先自治体のふるさと納税担当窓口に連絡し、再発行を依頼しましょう。

確定申告の流れ(手順)

  1. すべての寄付先から寄付金受領証明書を集める
  2. 確定申告書の寄付金控除欄に必要情報を記入
  3. 添付書類をそろえて税務署へ提出(またはe-Tax)
  4. 還付がある場合は、後日口座に振込されます

まとめ:「5自治体以内=ワンストップOK」「6自治体以上=確定申告必須」

ふるさと納税で6自治体以上に寄付したら、確定申告が必須です。

ワンストップ特例が使えるのは「5自治体まで」なので、それを超えた時点で、申請済みの書類も無効になり、すべての寄付をまとめて確定申告する必要があります。

医療費控除や住宅ローン控除などを同時に申請する人も、ふるさと納税分は必ず確定申告書に含めましょう。

手続きの手間はありますが、制度を正しく使えばしっかり控除が受けられます。

ふるさと納税サイトや国税庁の情報も活用して、スムーズな申告準備を進めましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
また明日、お会いしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました