
【 代表的な詐欺】予言詐欺・二分法詐欺(現在も使われています。)
予言詐欺・二分法詐欺は、簡単に言うと「今日の株価、明日の株価や為替が上がるか下がるか100%分かります」と言って「お金を集めるか・データなどの商品を買わせる詐欺」
予言詐欺・二分法詐欺の手口
1️⃣ 「もうかる話」があると誘う
「絶対にお金が増える」「100%先が読める」「株や為替の上下が確実にわかる」など、普通では考えられない条件でみんなを誘います。
2️⃣ 実際に当てて見せる‼️
5日連続、10日連続、実際に当てることができる。実際は確率と信用を逆手に取った方法です。(詳しくは後述)
3️⃣ 人を集める。または商品(データ)等を買わせる。セミナーに入塾料を払う。
お金を出す人は、何度も上限の予言を当て続ける詐欺師を信用しています。「あなたもこのノウハウで、すぐに稼げる!」「月々○○○万円も夢じゃない!」等の言葉に夢を見てしまうのです。
4️⃣ 最後はお金がなくなり、みんな損をする
もっともらしいノウハウを売りつけ、購入者や出資者が損をしても「3万」「5万」「10万」と高い情報商材ならば稼げると言葉巧みに高額商材を売ります。もちろん損(支払い)をした人は取り返そうと躍起になり、購入してしまうのです。
多くの場合、商品の対価としてお金を受け取っているので情報やデータが役立たず(ゴミ)であっても返金は難しいです。
予言詐欺・二分法詐欺のカラクリ
まず例としてSNS等、適当に1000人へ翌日の株価予想を送ります。
1日目:500人には「明日は株価が上がるから買うべき」、残りの500人には「明日は株価が下がるから買わないこと」と送りつけます。
もちろん翌日は500人が当たります。(この当たった500人が、翌日のカモです。)
2日目:500人のうち250人には「明日は株価が上がるから買うべき」、残りの250人には「明日は株価が下がるから買わないこと」と送りつけます。
もちろん翌日は250人が当たります。(この当たった250人が、3日目のカモです。)
3日目:250人のうち125人には「明日は株価が上がるから買うべき」、残りの125人には「明日は株価が下がるから買わないこと」と送りつけます。
もちろん翌日は125人が当たります。(この当たった125人が、4日目のカモです。)そろそろ本当に株価や為替が分かる人だと信じ始めます。
4日目には約60人が当たり、5日目には約30人、6日目には約15人が当たります。この頃になると「ここまで当て続けるって本当に分かる人なんだ」と思い込みます。
そうです!ただの確率の問題です。でも、騙される人の多くは5回、10回、20回と当て続けることを目の当たりにしているために気づくことができないのです。
こんな話には注意して
「簡単に稼げる」「誰でも稼げる」「必ずもうかる」など、うますぎる話が多い。
こういう言葉には特に注意が必要です。再掲しますが、世界一の投資家であるウォーレン・バフェットでも年利20%が限界です。オルカン(世界中の株式の詰め合わせ)でも平均年利 7%ですから、ノーリスクでハイリターンは、99.9999999%ありえません‼️
最後は必ず破綻する
最近では、NEWSでも取り上げられるように、投資した金額や情報商材の購入資金は戻ってきません。
さいごに
正しい知識をつけましょう!
ぜひ子どものうちから金融教育に力を入れて、将来につなげてください!
直接、お金を稼いでいなくても、一日一日の積み重ねが複利となって、自分の生活だけでなく家族や仲間の助けになることでしょう!
今日も貴重な時間をいただきありがとうございました♪とても嬉しいです!
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