この記事は6分で読めます。
住宅ローンは多くの人にとって、家計の中でもっとも大きな支出です。
その分、少しの条件改善でも数十万円〜数百万円の差が出る可能性があります。
「金利が下がってきた」「月々の返済を軽くしたい」「早くローンを終わらせたい」…そんな方におすすめなのが、住宅ローンの乗り換え(借り換え)です。
この記事では、乗り換えの基本からメリット・注意点・手続きの流れまで、わかりやすく解説します。
住宅ローンの乗り換えとは?
現在契約している住宅ローンから、より金利や条件の良いローンへ借り換えることを指します。
うまく乗り換えることで、総返済額の削減や毎月の支払い軽減など、大きなメリットが期待できます。
乗り換えの主なメリット
- 総返済額の削減:金利が下がることで支払う利息が減り、トータルの支払額が減ります。
- 月々の返済額の軽減:毎月の支出が抑えられ、家計に余裕が生まれます。
- 返済期間の短縮:同じ返済額でも、期間を短縮して早期完済を目指せます。
- 団体信用生命保険(団信)の見直し:最新の保障内容に変更できるチャンスでもあります。
- 固定・変動金利の切替が可能:ライフプランや金利動向に合わせて、金利タイプを変更できます。
乗り換えを検討すべき目安「10年・1,000万円・1%」
| 目安 | 内容 |
|---|---|
| 残り返済期間 | 10年以上 |
| ローン残高 | 1,000万円以上 |
| 金利差 | 1.0%以上 |
これらの条件を満たすと、借り換えによる利息削減が諸費用を上回る可能性が高くなります。
乗り換え時の注意点
- 新たな審査が必要:借り換えでも金融機関の審査を受けるため、信用情報や収入状況に注意が必要です。
- 諸費用が発生:登記費用、保証料、事務手数料などを合算し、メリットが出るか試算しましょう。
- 既存ローンの契約内容確認:金利タイプや団信保障が変わる場合があるため、見落としなくチェックを。
- 住宅ローン控除への影響:控除が使えなくなる可能性もあるため、税務上の確認は必須です。

住宅ローン乗り換えの流れ
- 金融機関を比較:金利・手数料・保障内容などからベストな借り換え先を検討。
- 仮審査申し込み:必要書類を揃えて仮審査を依頼。
- 本審査通過:収入証明・本人確認資料など正式な書類を提出。
- 既存ローンの全額繰上返済手続き:返済元の金融機関へ申し出。
- 新ローン契約と登記手続き:司法書士立会いで新契約と抵当権移転を完了。
まとめ:乗り換えは家計改善の有効手段
住宅ローンの乗り換えは、うまく活用すれば家計を大きく見直すチャンスになります。
ただし、手数料や条件変更、税制面の影響もあるため、しっかりと試算し、慎重に判断することが大切です。
「10年・1,000万円・1%」が当てはまる方は、金融機関の相談窓口やシミュレーションツールを活用し、ぜひ一度検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
また明日!



コメント