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こんにちは!
今回は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を解説します。世界の経済成長にあわせて、幅広く分散投資したい──。
そんな方に人気なのが、eMAXIS Slim 全世界株式(通称:オルカン)です。
この記事では、このファンドの内訳、上位銘柄、業種・地域の特徴、そして投資する際のポイントまでわかりやすくご紹介します。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは?
このファンドは、MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)に連動して運用されています。
先進国・新興国の株式市場を合わせた世界の株式約2,600~2,700銘柄にまとめて投資することで、1本で「全世界」に分散投資できます。
2025年6月時点では約2,678銘柄が組み入れられています。
組入銘柄の上位例(2025年3月末~6月末データ)
以下は、オルカンに組み込まれている上位銘柄の一例です:
| 順位 | 銘柄名 | 国名 | 業種/セクター | 組入比率(目安) |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Apple Inc(アップル) | アメリカ | 情報技術 | 約4.2~4.5% |
| 2位 | NVIDIA Corp(エヌビディア) | アメリカ | 情報技術 | 約3.5% |
| 3位 | Microsoft Corp(マイクロソフト) | アメリカ | 情報技術 | 約3.5~4.1% |
| 4位 | Amazon.com Inc(アマゾン) | アメリカ | 一般消費財・サービス | 約2.4~2.5% |
| 5位 | Meta Platforms Inc(メタ) | アメリカ | コミュニケーションサービス | 約1.6~1.9% |
| 6位 | Alphabet Inc(グーグル) | アメリカ | コミュニケーションサービス | 約1.0~1.4% |
| 7位 | Tesla Inc(テスラ) | アメリカ | 一般消費財・サービス | 約1% |
| 8位 | Broadcom Inc | アメリカ | 情報技術 | 約1% |
| 9位 | Taiwan Semiconductor Manufacturing(TSMC) | 台湾 | 情報技術 | 約1.1% |
| 10位 | Berkshire Hathaway Inc | アメリカ | 金融 | 約0.9% |
上位は米国のテック大手が多くを占めますが、台湾やその他の先進国・新興国企業もバランスよく含まれています。
業種別の特徴
情報技術セクターが約30~35%を占めており、成長性の高い分野に重点投資されています。
そのほかにも、
- 一般消費財・サービス
- ヘルスケア
- 金融
- コミュニケーションサービス
といった業種に分散しており、単一業種への集中リスクを軽減する設計となっています。

eMAXIS Slim 全世界株式の魅力
- 信託報酬は年率約0.05775%と超低コスト
- 先進国・新興国すべてに投資できる「地球まるごと投資」
- 1本で世界の分散投資+長期成長への期待をカバーできる
投資を始めるにあたってのポイント
- 長期保有が前提:短期的な価格変動に一喜一憂せず、コツコツ積立が基本
- 為替リスク:ドルやその他通貨との円換算によって評価額が変動
- 月次レポートで定期チェック:銘柄や比率の変化に注目して、理解を深めましょう
まとめ:地球規模の分散投資で未来に備える
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、
- 投資初心者でも迷わず始めやすい
- 1本で「先進国も新興国も」すべてに分散できる
- 低コストで続けやすい
という理由から、多くの長期投資家・FIRE志向の方に選ばれています。
最新の構成比率や銘柄情報は、三菱UFJ国際投信の公式サイトや証券会社の月次レポートをご確認ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また明日!



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