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こんにちは。今回は仕組債のリスクと構造をわかりやすく解説します。
「高金利」「安定収益」──そんな言葉に惹かれて、仕組債(しくみさい)に興味を持った方はいませんか?
実はこの仕組債、一般の個人投資家にとって非常に危険な商品であることをご存じでしょうか。
今回は、金融機関からの勧誘でよく話題になる「仕組債」について、その仕組み・リスク・トラブル事例を丁寧に解説し、なぜ絶対に手を出すべきでないかをお伝えします。
仕組債とは?簡単なおさらい
仕組債は、通常の債券にデリバティブ(オプション・スワップ)を組み合わせた、極めて複雑な金融商品です。
表面的には「高利回り」が魅力的に見えますが、その裏には以下のような“見えづらいリスク”が潜んでいます。
仕組債の「危険なワナ」とは?
■ 商品構造が非常に複雑
価格や利回りが、株価・為替・金利などの一定条件に連動して大きく変動します。
中には証券会社の担当者でさえ正確に把握できないほど複雑な商品もあり、リスクを理解せずに購入してしまうことが非常に多いのです。
■ 元本割れ・大損リスクが高い
仕組債にはノックイン条項などの条件があり、ちょっとした市場変動で元本が大幅に毀損するケースも珍しくありません。
「元本保証ではない」ことを十分に理解しないまま契約するのは非常に危険です。
■ 「隠れた手数料」が多い
見た目の利回りは高くても、証券会社が抜いているスプレッドや組成手数料など、目に見えないコストが上乗せされていることが多いです。
結果として実質的なリターンは想像よりもはるかに低くなる傾向があります。
■ 中途売却が困難(流動性リスク)
仕組債は原則として満期まで保有が前提。中途で解約したくても買い手がつかず、極端に安くしか売れない、もしくは売れないこともあります。
■ 信用リスクもある
発行体の金融機関に万が一のことがあれば、元本も利息も戻ってこないというケースも。

仕組債のトラブル事例
- 高齢者が「よくわからないまま」契約し、退職金を大損
- 営業担当の説明があいまいで、重要なリスクが伝わらなかったという苦情
- 契約内容と説明内容の食い違いで裁判沙汰になった例も多数
実際、仕組債に関する消費生活センターへの相談件数は年々増加しています。
なぜ金融機関は売りたがるのか?
答えはシンプルです。手数料が非常に高いから。
金融機関にとっては、「売れば儲かる商品」。
しかし買う側の利益は必ずしも確保されていないことが多いのが現実です。
まとめ|仕組債には絶対に手を出すな!
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 商品性が極めて複雑 | 仕組みを理解するのは専門家でも困難 |
| 元本毀損リスクが高い | 一部の条件で元本がゼロに近くなることも |
| 手数料が不透明 | 実質利回りは大きく下がる |
| 流動性が極めて低い | 途中解約ができない、または極端に不利 |
| トラブル多発 | 高齢者や初心者が被害に遭うケース多数 |
「高金利=お得」とは限りません。
実態を見れば、仕組債は個人投資家に向かない、極めてリスクの高い商品であることが明らかです。
特に退職金や老後資金といった「守るべきお金」を扱う場面では、絶対に手を出してはいけない商品です。
もし勧誘を受けたときは、必ず第三者の専門家に相談するようにしましょう。
「なんとなく不安だな」と感じた時点で立ち止まることが、最良の自己防衛です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また明日!



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