単利と複利の違い(数字で解説)

この記事を読まれている人に限らず、ご家族や友人、同僚にもぜひシェアしてください。

一人でも悲しい思いや後悔をしなくてすむように、そして未来の安心をつくるために――。

お子さんにも読み聞かせることで、経済的な自立の力を育んでいきましょう。

正しい金融知識が、自分や大切な人を守る「バリア」になります。

単利とは?

毎年「元本だけ」に利息がつく

単利は、毎年「最初に預けたお金(元本)」にだけ利息がつく仕組みです。

たとえ利息が増えても、その利息にはさらに利息はつきません。

例:10万円を年利1%で3年間預けた場合(単利)

  • 1年目:10万円 × 1% = 1,000円(利息)
  • 2年目:10万円 × 1% = 1,000円(利息)
  • 3年目:10万円 × 1% = 1,000円(利息)

3年後の合計:103,000円(元本10万円+利息3,000円)


複利とは?

毎年「元本+利息」にも利息がつく

複利は、毎年「元本+これまでの利息」全体に利息がつく計算方法です。

長く預けるほど、お金の増え方が加速していきます。

例:10万円を年利1%で3年間預けた場合(複利)

  • 1年目:10万円 × 1% = 1,000円 → 合計101,000円
  • 2年目:101,000円 × 1% = 1,010円 → 合計102,010円
  • 3年目:102,010円 × 1% = 1,020円 → 合計103,030円

3年後の合計:103,030円(単利より30円多い)


単利と複利の違いまとめ表

年数単利(円)複利(円)
1年101,000101,000
2年102,000102,010
3年103,000103,030

※金利1%、元本10万円の場合


現在の金利事情(2025年6月時点)

日本の普通預金の金利は、現在およそ 0.001%~0.02%と非常に低い水準です。

定期預金でも 0.1%前後が一般的で、長期的な資産形成には工夫が必要です。


72の法則とは?(借金・ローンにも使えます!)

「72の法則」とは、72 ÷ 金利(%)でお金が2倍になるまでのおおよその年数を求める方法です。

  • 年利1% → 72 ÷ 1 = 72年
  • 年利6% → 72 ÷ 6 = 12年

複利の力がどれほど大きいかを知るために便利な考え方です。


ポイントまとめ

  • 単利:元本にだけ利息がつく
  • 複利:元本+利息すべてに利息がつく
  • 長期になればなるほど複利が有利
  • 今の日本の金利はかなり低い
  • 72の法則で、資産が2倍になる年数を知ろう

さいごに

複利の力を知ることは、将来の安心を築く第一歩です。

金融知識は、お金を稼ぐだけでなく、お金を守る・増やす・分け合う力にもつながります。

子どものうちから、こうした金融教育を少しずつ伝えていけるよう、ぜひ家庭や学校で活用してください。

今日も読んでいただき、本当にありがとうございました!

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