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「日本の人たちは1年でどれくらいお金をもらっているんだろう?」
ニュースで「平均年収」や「高収入」という言葉を聞いたことはありますか?
今回は2024年の最新データをもとに、日本人の年収の分布を中学生にもわかるように説明します。
平均年収と中央値ってなに?
まずは2024年の日本のデータを見てみましょう。
- 平均年収:458万円
- 中央値:約370万円
平均は「みんなの年収を合計して人数で割ったもの」です。
一方、中央値は「全員を低い順に並べたとき、ちょうど真ん中の人の年収」です。
実は、半分以上の人が年収370万円以下なんです。

2024年の年収分布(全体像)
次の表は、年収がどのくらいの人がどれくらいいるかを示しています。
年収帯 | 人の割合(%) |
---|---|
300万円未満 | 20.4 |
300〜400万円未満 | 31.6 |
400〜500万円未満 | 21.6 |
500〜600万円未満 | 12.3 |
600〜700万円未満 | 6.1 |
700〜800万円未満 | 3.0 |
800〜900万円未満 | 1.5 |
900〜1,000万円未満 | 1.1 |
1,000万円以上 | 2.4 |
この表を見ると、年収300〜500万円の人だけで全体の約7割を占めています。
一方で、1,000万円以上の高収入の人はわずか約2.4%しかいません。
年収1,500万円以上の人は全体の1%ちょっとしかいません。
「2,000万円以上の人」になると、全体のわずか0.6%です。
年齢や仕事で変わる年収
年収は、年齢やどんな仕事をしているかでも大きく変わります。
- 正社員:平均523万円
- 非正社員:平均201万円
年齢が上がるにつれて、役職や経験で収入も増える傾向があります。
- 20代後半:389万円
- 30代前半:425万円
- 40代:491万円
- 50代:546万円
- 60代以降:300〜440万円
また、仕事の種類でも収入は大きく変わります。 たとえば、IT業界は平均649万円ですが、飲食サービス業では264万円と差があります。
まとめ|2024年の年収分布を正しく知ろう
2024年の日本では、平均年収は458万円、中央値は約370万円。 300〜500万円の人が全体の7割以上で、1,000万円以上の人はわずか2.4%です。
年齢や仕事の種類、雇用形態によっても大きな差があります。
「日本ではどれくらいの収入の人が多いのか」を知ると、お金の勉強や将来の進路を考えるときに役立ちます。
最後まで読んでくれてありがとう!
また会いましょう!

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