【講演実践レポート】東松山市立北中学校|金融教育・情報モラル・闇バイト&薬物乱用防止講演会 2026年7月2日

📋 講演実践レポート

東松山市立北中学校
中学生を守る
SNS安全 × 薬物乱用防止 講座
実践レポート

2026年7月2日(木)、埼玉県東松山市立北中学校にて全校生徒299名を対象に45分の特別講演を実施しました。体育館での全員参加型の講演で、SNSトラブル・なりすまし脅迫・闇バイト・薬物乱用・刑事責任の実態と予防法をお伝えしました。
📅 2026年7月2日(木)
🏫 東松山市立北中学校
👨‍🎓 全校生徒 299名
⏱ 45分 体育館
98.4%「分かりやすかった」
と回答した生徒
100%「役に立つと思う」
と回答した生徒
95.1%「行動を変えようと思う」
と回答した生徒
244アンケート
有効回答数
Overview

開催概要

今回の講演の基本情報です。ご依頼を検討される学校関係者の方の参考になれば幸いです。

開催日時 2026年7月2日(木)授業時間内(45分)
会場 東松山市立北中学校 体育館(埼玉県東松山市)
対象・人数 全校生徒 299名
講演テーマ 金融リテラシーSNSトラブル防止なりすまし・脅迫DM闇バイトの誘い薬物乱用防止刑事責任・情報モラル
講演形式 体育館 全体講演(スライド使用・対話型)
主な内容 お金・金銭トラブルから身を守る力 / SNSの書き込み・拡散トラブル / なりすまし・脅迫DM / 14歳からの刑事責任 / 大麻グミ・危険ドラッグの実態 / 依存のしくみ / 断り方・相談先
担当講師 吉田 悠(現職教員・ファイナンシャルプランナー/金融教育・情報モラル講師)
※本活動は所属機関の承認のもと、公務に支障のない範囲で行っています。
備考 本講演には保護者・教職員に加え、
埼玉大学・文教大学非常勤講師「佐々木孝夫」先生のご視察をいただきました。
Photos

講演当日の様子

全校生徒299名が一堂に集まり、集中して講演に参加してくれました。聴く態度や意見交換等、どれをとっても手本となる素敵な生徒の皆さんでした!担当してくださった教員の皆様もありがとうございました。

東松山市立北中学校の全校講演で、生徒たちに語りかける講師

スクリーンにSNSトラブル防止のテーマを映して講演する様子
全校生徒に向けて金融リテラシーと情報モラルを語る講師
講演に集中して聴き入る北中学校の生徒たち
生徒がマイクを持って発言する双方向型の講演
生徒一人ひとりとやり取りしながら進める講演
体育館で全校生徒を対象に行われた講演の全体の様子
講演後、生徒たちがお辞儀で感謝を伝える様子
生徒代表から感謝状を受け取る講師
生徒代表がお礼の言葉を読み上げる様子
学校に飾られた金融リテラシー講演会 受講校認定証

※ 写真は保護者・学校の承諾を得て掲載しています(顔加工処理済み)

Program

講演内容と流れ

45分間の「SNS安全 × 薬物乱用防止」完全統合プログラムです。生徒が自分ごととして考えられるよう、実際の事例と対話を交えながら進めました。

00:00 〜 05:00
オープニング:今日の2つのテーマ
①SNSトラブル防止 ②薬物乱用防止 の2本立てを提示。中学生のスマホ専用率は約95%、SNS起因の少年被害は10代が最多(警察庁データ)という事実から、「自分には関係ない」という思い込みをまず崩すところからスタート。
05:00 〜 20:00
パート1:SNSトラブル防止と情報モラル
事例①「部活の試合後の中傷投稿で、書かれた子が登校できなくなった」を通じ、〝軽い気持ち〟が人の心を壊すことを共有。さらに「見る・いいね・シェア」だけでも傍観者が加担者になる構造を解説。事例②なりすましDM・脅迫(推しの話→写真要求→「住所を調べた」)を示し、〝最初は普通の人っぽい〟という危険な接触の正体に迫りました。最後に「14歳以上は刑事責任を問われる」「冗談は通用しない」「SNSは消しても証拠が残る」という法的事実を伝達。
20:00 〜 33:00
パート2:薬物乱用防止
SNSで届く「簡単に稼げる」「お試し無料」「秘密で」という誘いが、すべて危険な接触であることを提示。大麻グミ・危険ドラッグは〝見た目はお菓子〟でSNSで匿名販売されている実態、SNSが少年への薬物接触の最多ルートであることを解説。脳の報酬回路が乗っ取られ「意志の力では止まらない」依存のしくみを示し、「タダ・1回だけ・秘密で」の3つが揃ったら即逃げる、と強く伝えました。
33:00 〜 40:00
パート3:断り方・逃げ方と相談先
今すぐ使える3ステップ「①はっきり断る → ②その場を離れる → ③大人に話す」を実演。あわせて「不審なDMはブロック・通報」「スクショで証拠保存」「信頼できる大人にすぐ相談」という自分を守る3つの行動を提示。子どもの人権110番・警察相談#9110・よりそいホットライン等の相談窓口も紹介しました。
40:00 〜 45:00
まとめ:今日からできる3つのこと
①怪しいDMは「無視・ブロック・通報」②困ったらすぐ相談 ③「最初は普通の人っぽい」を忘れない、を行動指針として提示。最後に「〝断る力〟は闇バイト・詐欺・ローンなど〝お金の話〟にも全部効く」と伝え、家庭での対話と学びの継続へつなげて締めくくりました。
Survey Results

アンケート結果(244名回答)

講演終了直後に実施した生徒アンケートの集計結果です(有効回答244名 / 対象299名)。

98.4%

「分かりやすい」「とても分かりやすい」
Q1:今日の講演は分かりやすかったですか?
100%

「役に立つ」「とても役に立つ」
Q2:今日の内容は役に立つと思いましたか?
95.1%

「行動を変えようと思う」「強く思う」
Q4:自分の行動を変えようと思いましたか?
244

講演後にアンケート回答
対象299名 / 回答率 81.6%

印象に残ったテーマ(複数回答・244名)

SNSトラブル150名(61.7%)
闇バイト132名(54.3%)
だまされる心理109名(44.9%)
対策方法92名(37.9%)
お金の話(詐欺・借金)84名(34.6%)
Students’ Voices

生徒たちの

アンケートの自由記述から、特に印象的なコメントを紹介します(原文のまま掲載)。

私はTwitterばかり利用しているのですが、どのSNSでも友人関係や知らない大人、不特定多数とのトラブルは多くあるので、投稿をするときや見るときは傍観者や関係者にならないように気をつけて、友達が困っていたら助けになれるようにしたい。

前までは闇バイトで子どもが大人に脅されていたけれど最近では子どもが子どもに脅されていると言っていた所。

騙される心理についてが一番心に残りました。覚醒剤や大麻、闇バイトを直接やらされそうになったら断れても、お菓子だと嘘をつかれたり、最初は普通の人間に見えると、どうしても騙されることがあるのだとわかりました。

本日はご講演いただきありがとうございました。わかりやすくご講演いただきこれからの生活の一つの方法になればと思います。また、これからの人生においてどのようにして対策していけばいいのかがわかりました。本当にありがとうございました。最後に質問です。ご講演いただいた以降の質問は受け付けられますか??ブログもできる限り見ます。本日は本当にありがとうございました。

闇バイトなど、危険なものはびこるSNSで、何事も簡単に鵜呑みにしないように気をつけようと思った。

対策方法や最初は優しく接してその後に強く接するところが怖いところだと思い今後に活かしていきたいです。

闇バイトとかも最初は優しい感じから来るのでそこの時点で疑うことと使うワードとかにも気をつけたいです

私もSNSをよく利用していて投稿しないから大丈夫だと思っていたけれどそうではないので、そこを気をつけたいです。

薬物の事件で起こった実際の話を聞いて、思っていたよりも自分の身近にそのようなことはあることがわかった。

最初はみんな普通の人っぽいから人のことを信用しすぎない。何があっても闇バイトはしないほうがいい

Teachers & Parents’ Voices

教職員・保護者の

100%

満足・非常に満足
(非常に満足50%/満足50%)
Q1:本講演の満足度
100%

生徒にとって有益な内容
Q2:生徒にとって有益でしたか?
100%

内容の難易度が適切
Q3:内容の難易度はいかがでしたか?

講演後に実施した教職員アンケートより、いただいたコメントを紹介します(原文のまま掲載)。

教職員(保健体育科)

保健体育科の教員です。薬物乱用は教育活動の様々な場面で指導されますが、保健の授業でも取り扱う内容なので、本日の講演で中高生が巻き込まれやすい犯罪に絡め、身近な事例をたくさん聞けたので大変ありがたかったです。

教職員

SNSトラブルから始まり危険薬物について、そして最後には、金融についてお話ししていただけてとても勉強になりました!もっともっとお話しを聞きたいです!

From the Lecturer

3つの危険は、1本の根でつながっている

本講座のメインは「SNS安全」と「薬物乱用防止」ですが、最後にもう一歩踏み込み、〝断る力〟はお金の話にも全部効くという金融リテラシーの視点にも触れました。情報モラル・薬物・お金のトラブルは、入口こそ違っても、根は同じ「断れない・流される・相談できない」だからです。

数字が示す、同じ「構造」

1,566

SNS起因の被害児童数
令和7年・警察庁
約1,275億円

SNS型投資詐欺の被害額
2025年・警察庁
10

闇バイト「出し子・受け子」の中核
低年齢化が進行
増加

市販薬ODの相談・搬送
近年・各種報告

共通点 ── すべて「お金」か「承認」を入口に、判断力の〝隙〟を突いてくる。
「貧すれば鈍する」── 経済的な不安や知識の欠如は、意思決定を鈍らせます(行動経済学)。

予防コスト  被害コスト

被害が起きてからの「補導・保護者対応・治療・金銭被害・進路への影響」を思えば、
一度の予防教育が果たす役割は決して小さくありません。

講師の想い

お金で泣く子を、
一人でも減らしたい。

情報モラルも、薬物も、犯罪も。入口は違っても、根っこは「お金の判断力」です。
子どもが将来、お金で泣かないように。
次の世代に、「選択肢」という財産を遺したい。
その一歩を、現職教員の手で。育休のいまだからこそ、動けると信じています。

吉田 悠 | 毎日、金融教育を更新中。

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