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「返金します」
「お金をお返しします」
そう言われて安心した結果、逆に自分がお金を送ってしまう。
そんな返金詐欺の被害が、いま増えています。
実は私も、この手口を他人事だとは思えません。
成人したばかりの教え子から、決済アプリを使ったチケットの返金詐欺について、相談を受けたことがあるからです。
相手は、とにかく焦らせてきたそうです。
「法的措置をとる」という言葉を何度も使い、冷静な判断力を奪い、正常に考えられない状態に追い込んでいく。
まさに、人を「焦らせてアホにさせる」やり方でした。
今回は、PayPay返金詐欺の手口と、その防ぎ方を、わかりやすく解説します。
PayPay返金詐欺とは?
PayPay返金詐欺とは、本来ならお金を受け取るはずの場面で、相手の指示どおりに操作した結果、自分からお金を送ってしまう詐欺です。
「返金手続き」を装って近づいてくるため、多くの人が警戒しにくいのが特徴です。
これは、私個人の感想ではありません。
消費者庁も2025年に、通販の返金手続きを装い、コード決済を使って「返金」と称しながら逆に送金させる事業者について、正式に注意喚起を出しています。
特に、スマホのキャッシュレス決済に慣れていない人が狙われやすい傾向があります。
万が一の不正利用に備えるためにも、補償制度がしっかりしたカードを選ぶことが重要です。安心して使えるカードはこちら👇
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教え子にも相談されました💦
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典型的な詐欺の流れ
よくあるのは、次のような流れです。
- ネット通販やSNS取引で代金を支払う
- 後から「在庫切れなので返金します」と連絡が来る
- LINEや電話、ビデオ通話でPayPayの操作を指示される
- 数字の入力やQRコードの読み取りを求められる
- 実際には返金ではなく、送金の操作になっている
- 気づかないまま、相手にお金を送ってしまう
被害者は「返金を受け取るつもり」で操作しているため、自分が送金していることに気づきにくいのです。
実際に報道された例では、5,000円ほどの商品の返金を受けるはずが、誘導されるうちに60万円もの送金をさせられていた、というケースもありました。
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いちばんの見破り方|返金の「経路」がおかしい
ここが、私がもっとも伝えたいポイントです。
そもそも、返金は「支払ったのと同じ経路」で戻ってくるのが当たり前です。
- 現金で払ったなら、現金で
- クレジットカードで払ったなら、カード会社が支払いをキャンセルする
それなのに、「PayPayで返金します」という流れになること自体が、おかしいのです。
ましてや、そもそもPayPayで支払ってもいないのに「PayPayで返金します」と言われたら、それは詐欺だと考えて間違いありません。
そして、これは公式も明言しています。
PayPayで返金を「受け取る」とき、こちらが送金したり、番号を入力したり、QRコードを読み取ったりする操作は、一切必要ありません。
つまり、返金のはずなのに、あなたに何か操作をさせようとした時点で、詐欺を疑うべきなのです。
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なぜ、騙されてしまうのか
詐欺師は、人の心理を巧みに突いてきます。
「早く手続きしないと返金できません」
「今すぐ操作してください」
「対応しないと法的措置をとります」
こうして急かされると、人は冷静さを失います。
私の教え子のケースでも、決め手は「焦らせること」でした。
そして、もう一つ。手口で印象的だったのが、やり取りが電話やビデオ通話で行われるという点です。
通話でつながっている間は、相手のペースから抜け出せません。
- その場でネット検索ができない
- 家族や他の人に相談できない
- 個別のやり取りなので、証拠も残りにくい
電話でつなぎ、孤立させ、証拠を残さず、焦らせて指示する。
これは、被害者を一人きりにして、冷静さを奪うための仕組みなのです。
便利さの裏で、お金の感覚が薄れている
キャッシュレス決済は、本当に便利です。
でも、その便利さの裏で、「お金が動いている」という感覚が薄れていることに注意が必要です。
現金なら、財布から札が出ていく痛みがあります。
でも、画面をタップするだけだと、その痛みを感じにくい。
詐欺師は、そこを狙ってきます。
厳しい言い方になりますが、金融や情報の知識がない人ほど、詐欺師にとって格好の餌食になってしまいます。
カモがネギを背負ってくる、という言葉のとおりです。
知らないことが、そのまま狙われる理由になってしまうのです。
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送ってしまうと、補償されないことが多い
もう一つ、知っておくべき大切なことがあります。
こうした詐欺で、自分の操作でお金を「送って」しまった場合、PayPayの補償の対象外になることが多いのです。
不正にログインされた被害とは違い、「自分で送金した」とみなされてしまうからです。
だからこそ、送ってしまう前に止めることが、何よりも重要になります。
被害を防ぐための対策
PayPay返金詐欺を防ぐために、次の点を意識してください。
- 相手の指示だけで、アプリを操作しない
- QRコードを、安易に読み取らない
- 「送る」「送金」の画面が出たら、すぐに操作を止める
- メールやSMSのリンクは開かず、必ず公式アプリから確認する
- ID・パスワード・SMS認証コードを、絶対に他人に教えない
- 焦らされても、一度スマホを置いて冷静になる
- 家族や第三者に相談する
- あらかじめ利用上限額を設定しておく
特に「急いでください」と言われたときほど、いったんスマホを置く。
これだけで、被害の多くは防げます。

送金前に必ず確認したい3つのこと
操作を進める前に、画面をよく見てください。
- これは、お金を「受け取る」画面か
- それとも、お金を「送る」画面か
- 相手の名前は、信頼できる相手か
少しでも違和感があれば、その時点で操作を中止する。
「よくわからないけど、とりあえず進める」は、最も危険な行動です。
詐欺師に共通するパターン
返金詐欺には、共通する特徴があります。
- とにかく急がせる
- 考える時間を与えない
- 電話やビデオ通話で、操作を細かく指示する
- 「法的措置」などの言葉で、不安をあおる
このどれかに当てはまったら、まず疑う。
焦らせてくる相手ほど、注意が必要なのです。
まとめ|電話で操作を指示される時点で、おかしい
PayPay返金詐欺は、「返金します」と言いながら、実際には送金させる悪質な手口です。
- QRコードを読み取らせる
- 数字を入力させる
- 電話やビデオ通話で操作を指示する
- 急いで操作させ、不安をあおる
こうした行動が見られたら、要注意です。
本当に返金するだけなら、こちらが複雑な操作を求められることは、ほとんどありません。
そもそも、電話越しに操作を細かく指示してくること自体が、証拠を残さないための手段であり、あり得ないことなのです。
大切なお金を守る鉄則は、いつも同じです。
急がない。その場で決めない。一人で判断しない。
最後に。私は、こうした詐欺から一人でも多くの人を守りたいと思っています。
子どもも大人も、金融リテラシーが必要な時代です。
本来は、義務教育の中でこそ、お金の教育が行われるべきだと考えています。
ありがたいことに、講演や個別相談の依頼も少しずつ増えてきました。
利権に関係のない、教職公務員だからこそできることがあると信じて、これからも声を上げ続けます。
読んでいただきありがとうございました。
また明日!
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今日の育児日記(その179)

【 男性教職員 が 育休 179】
夏休みが始まって酷暑日も岐阜や愛知で観測💦
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特に赤ちゃんや幼児は体温調節難しいなと。
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毎日金融教育更新と発信し、地道に教育現場へ金融教育を普及させていきます💡
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